2011年3月26日土曜日

ごぶさたしてます。

みなさま、いかがおすごしでしょうか?
気がつけば3月も終わりを迎えようとしています。

311日に発生した東北地方太平洋沖地震から2週間がたちました。
前代未聞の大きな自然災害により、多くの方々が被災にあわれ、そして現在もその渦中で大きな苦しみの中、通常通りの生活を送ることができない方々がたくさんいることを、西アフリカの小さな内陸国ブルキナファソでも映像やラジオなどで確認しております。
本当に心よりお見舞い申し上げます。
私自身何もできないことにがふがいなく、またこんなにもブルキナファソと日本の距離を恨めしく感じたことはありませんでした。

311日、私は女性グループSAINDONEの技術講習会の4日目。架橋をむかえていました。
TVもなく、ネット環境の乏しい長屋ではオンタイムで情報を得ることができず、私は朝講習会の準備をしている最中、同期からの電話で地震のことを知りました。

実は、日本を去るときに一番恐れていたのが自然災害でした。
でも地震のないブルキナで生活して9ヶ月、すっかり地震というもの自体を忘れていた私にとっては、大きな衝撃が走りました。
環境省の局長の家でTVの映像を見たときには、仙台の町が津波で飲まれる様子、水戸の道路に大きな亀裂が入り人々が右往左往している様子、東京の様子が流れましたが、映画かCGをみてるのではないか?と錯覚したほどでした。
ありがたいことに、私の両親、主人の両親とすぐに連絡をとることができホッとしましたが、主人と連絡がつかなかったので、正直仕事中も上の空。女性グループのメンバーも事態の大きさを知り、みんなで丘の上にある教会にお祈りに行ってくれたりしました。

地震から2週間、いろいろ考えました。現地の人がたくさん応援メッセージをくれるので、それをブログにアップしようかな?と思ったり、講習会の様子を書いたらみんなが少しでも元気になってくれるかな?と思ったり。
でも、どうやって言葉にすればよいかわからず、なんとなく毎日が過ぎていってしまいました。
ごめんなさい。

2011年はなんだかよくないのでしょうか?リビア、エジプトといった北アフリカではデモが激化しているし、平和なブルキナでも民衆デモ、学生デモが相次いでいます。お隣のコートジボワールでは政治情勢が悪化の一途をたどり、多くの人が犠牲となっています。同僚セバスチャンの家族はみんなコートジボワールにいます。
お父さんや兄弟は毎日銃声から逃れるようにして家を転々としているそうです。
昨日はめずらしく私とセバスチャン二人がオフィスで一日中一緒に仕事をしました。
私がオフィスに一日中いるのは8月以来です。いつも幼稚園にいますので・・・・・・・。
二人でなんとなく暗い雰囲気の中スタートしましたが、セバスチャンは『俺たちは自分たちの今の生活をとめちゃいけないんだ!ゆき、わかるか?笑いたいときに笑って、泣きたいときに泣いて、隣にいる友達た困っていたら助けて・・・・・・そういう普通の生活をちゃんとしないと、みんなが普通にもどらないんだ!』
って、選挙演説のように語っていました。

納得。たしかに納得。

今ブルキナファソにいる自分にしかできないことをしようって思いました。
自分の活動で少しでも明るい気分になったり、異国のことを聞いて、見て、楽しくなってくれる人がいるなら、
明るいニュースを発信しよう!そう思いました。
そう思ったら、気持ちを伝えたい!そう思ってブログを久しぶりに更新したくなりました。
長々書いてしまったので、講習会のいろんな話はまた明日お伝えします。
うちのメンバーはつわものぞろいなのできっと、みなさんの顔がほころぶような面白いネタがあるかもしれません。
おたのしみに!

最後に、今回の地震を機に、地震しくみや地震自体をまったくしらないブルキナファソの子供たちに環境教育を通して自然災害のこと、自然のしくみについて話ができるよう、今後活動していきたいなと思います。
そして、自分のこの気持ちをなんらかの形として実現できるよう努力します。
長々書きましたが今日はここまで。
今日26日土曜日はサンギエ県REO市名物年に一度の野菜祭りです。サンギエ県の野菜職人1位を決定する大会です!
ではでは!またね!ぼんそわれ~♪


講習会の様子、みんながもっているバッグは、買い物ビニール袋いわゆるスーパーの袋を
再利用して、鈎針で編んで作っています。5日間の講習会、中には5つ作品を作った人も!
みんな暑い中、8時から14時までがんばりました~☆

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