2011年1月28日金曜日

なかなかね~すすまない!

アラ シュンシュ-ン!=おしっこしたい!



出だしからすみません!このレレ(グルンシ語のことをレレといいます)がわからず、子供がわたしの背中でおしっこしました。あまりにもショックだったのでしっかり覚えました。
幼稚園ではほとんどフランス語がわからず、レレで話します。レレ初心者の私は毎日おどおどするばかり。
でも、ぐずっている子供をほったらかしにはできないので、背中に乗せて、パーニュでくるみ他の子のお世話をしていたら、背中がつめたい!
時すでに遅し・・・・・・・・・・アラ シュンシューン! 子供は私の耳元で訴えたのでしょうが、私には呪文にしか聞こえなかった!ごめんよ~!言葉の壁をちょっとしたことで痛感してしまいます。
子供に助けられ、少しずつレレを習得していますが、子供たちがものすごい努力してくれています。子供ってすんごいな~!


さてさて、ブルキナ滞在も7ヶ月がすぎ、季節は乾期の酷暑が始まりました。
環境省もレモンの収穫が終わり、マンゴーが開花して小さな果実がつき始めました。あ~たのしみ!
野菜豊富なREOは、にんじん、たまねぎ、じゃがいも、レタス、キャベツ、ナス、トマト、ねぎ、も~うたっくさん♪
肉なし肉じゃがをつくったり、やさいいっぱいトマトラーメンもどきをつくったり、ぞうすいしたり、おいしい♪
マルシェでは幼稚園のおかあさんたち、女性グループのメンバー、小学校の先生に会うたびにいろんなもらいものをするもんで、そしてご飯食べていきなさいコールがあるもんで、ひどいときは朝食2回、昼食3回、夕食2回。なんて相撲取り?のような食生活です。どうやったら断れるのでしょうか?最近悩んでいます。


幸せな悩みかもしれませんが、もうこれ以上大きくなりたくありません!


ロザリがダイエットクラブを開設しました。サンギエの丘ウォーキングを週3回するそうです。問答無用で私はメンバーに加入しているそうです。




最近は2週間かけて同僚のセバスチャンと各地区ごと、近隣の村の小学校を巡回していました。統計調査をして、環境・衛生教育のプログラムを組もうという考えから動き始めましたが、いや~難しい!
今のその困難の中。先生たちは原因も解決策も知っている。でも、明らかに物資が、人手が足りていない。
水もない、そんなところで、どうやって環境教育するんですか?って逆切れされることも多く、なぜか喧嘩になることも・・・・・・。
たしかに、もし駅のホームにゴミ箱がないのにポイ捨てするな!なんていわれたら矛盾しているな~って思うかもしれないし、学校でゴミ箱もごみを集めるものもなくて、さらに街全体にもゴミ処理システムがなくて、どうしよっかな~って悩んでポイ捨てしたら先生におもいっきり木で殴られたら・・・・・・・・
先生たちの言い分もよくわかる!最終的に、丘の上にあるSaint Leonard小学校の先生が私と同僚のプログラムを学校でやって欲しいと要請してくれましたが、環境省の人間が教育省管轄で働くことはたいへん!
REOだけかもしれませんが・・・・・・・・・・。なんせ、REOの環境省は評判が悪いそうで・・・・・・・・・・。


『君が教育省配属だったら活動たくさんしてもらえただろうに・・・・・・・・・・・』


この言葉を小学校の校長先生たちに言われたとき、政治的な壁、仕組み、そしてこの現状を悔やみました。
少しすすむとすぐ後退する・・・・・・これが毎日です。そのたび、局長に喧嘩をうり、同僚と言い合いになり、それを他の同僚がなだめ、ロザリに愚痴を言う・・・・・・・。このサイクルです。


でも、ぶつけてもちゃんと答えを導き出してくれる仲間がいることに感謝するし、私の文法めちゃくちゃなフランス語をしっかりうけとめてくれる周りの人の存在を当たり前と思ってはいけないのかな~と思い直すことができるので、言い合いもわるくないかもしれません。
しかし、あまりにも小学校で営業に行っても、セバスチャンに頼る一方で、しっかり発言できないのが悔しかった~!すぐ顔にでるので、きっと彼もお察しがついたのでしょう!『2月からフランス語教室やるぞ!』


本当に、世話になりっぱなしです。さあ、2月もはりきってがんばります!


今朝は局長と一緒に教育省で私の活動について話し合いをすることになっていましたが、俺はいけないからとドタキャンされ、局長がいないなら話し合いはできないと教育省に言われ、朝から言い合いになるわで、もう元気がなくなってしまったので、ネットをつなぐことにしました。
こんな日もあるわな!

2011年1月17日月曜日

静かな休日?

日曜日。さあ、洗濯してそうじして、買い物しにいこう!なんて思って起床したら・・・・・・

ものすごい砂埃。黄砂。ハルマッタン。きたな~!ハルマッタン!

と、いうことで、朝はホットケーキを焼いて、REOのコーヒーを飲んで、久しぶりにつながったネットに大喜び!
という私でございます。
今、REOは野菜がやすい!トマトやレタス、ねぎなどなど、日本のスーパーの値段と比較したら大変なことになるけれど、
雨季に比べ、本当にやすくなりました。

さらに、女性グループの仕事したり、幼稚園で活動するようになって、主婦のみなさまから素敵な支援を
うけるようになりました。ありがとう!おかあさんたち!
『ゆきせんせ~トマトおまけしとくわね~』 『ねぎもっていきなさい』
こんなのは日常茶飯事ですが、さらには鮮度のいい野菜をわざわざ選んでくれます。
28歳、日本では一応主婦である私も(といっても主婦歴は浅いわけで)、REOの主婦からみると頼りない日本人の小娘らしく、料理はできるのか?野菜の選び方わかるのか?質問攻め。
しかし、人は人に助けられて生きているのだな~と日々実感できるのであります!

最近、いや、もっと前から気付いていたはず。
あまりの体重増加に自分でもあせりを感じずにはいられなくなり、少しずつ近所の人からのご飯の誘いを遠慮しています。
そうしたら、逆に私の家に来るようになってしまい、もうどうしたらいいのであろうか・・・・・・・・・。
長屋暮らしの私は、プライベート確保が難しく、今日は映画みようかな~本よもうかな~なんて思っていると、

近所の子供が『あ~そ~ぼ~』
隣の同僚が『ゆき、おしゃべりしよ~』
しまいには勝手に入ってくる子供がいて、激怒。

今さっきも、局長の親戚の子供たちが玄関にきて、『パソコンいいな~、ちょうだい』なんて生意気なこと言うんだから。
もう、思わず私も、パソコンはさわれないよ!あげないよ!ってぴしゃり!
1人でのんびりなんてのは、当分できそうにありません。
それが、コミュニケーションの濃い生活空間のメリットであり、デメリットでもあるのだと思います。

あ~あ~映画、みたいな~。
明日からまた新しい一週間です。
また、小学校巡回と幼稚園でどろんこの日々が始まります。
ご心配おかけしました、足の膿みや熱はすっかり正常に戻り、元気です。
ただ、膿んだ後がフジツボのようになっていて、おそろしい・・・・・・・・。
もう、大好きなグラミチのショートパンツが堂々とはけなくなるのではないか・・・・・・・・・・・。
考えると涙でそう・・・・・。

では、サラダをたべようか!
まったね~!

レタス25Fcfa(5円)、ねぎも5円、ピーマンは3つで100Fcfa(20円)
トマトはこの量で100Fcfa(20円)、黄色いのは辛い唐辛子です。

うちの官舎の駐車場。マンゴーの木の下です。
コブウシさんたちもいるので、バイク乗るときにコブウシさんにタックルされないよう、注意が必要。
昨日行われた女性グループの会合の様子。
調整員の狩野さんがきてくださいました。みんな真剣に取り組んでいます。
お食事中のみなさますみません。のせようか迷いましたが、やはりのせました。
これが、私を苦しめた傷です。今はふじつぼになっています。

2011年1月13日木曜日

官舎はラブホテルじゃない!

アーユーボワン!ゆーぼんゆーわ~!
グルンシ語で元気かい?げんきにやってるかい?です!

2011年も2週間が過ぎようとしていますね。はやい!
足が膿み、熱が出て、首都に上京した私。抗生剤をもらって、現在体調は万全でございます。
おとといは、ロザリねえちゃんが出張だったので、娘のグラスがお泊りにきました。
いや~!全国の子供を持つおかあさんたちを改めて尊敬しました。
言葉の問題以前!料理、洗濯、お風呂、寝かしつけることなど、未経験の私にはすさまじいたたかいのような晩でした。
おかげで昨日なんか20時にはねました!

そんなわけで、REOの環境省も2011年、ゆっくりスタートしています。
局長は木炭を作って儲けることであたまいっぱい!
森林官も金魚の糞のごとく、木炭を作ること、売ることに専念しつつある・・・・・・・・。
もう本来の業務はそっちのけ?

そんな中、私と私の兄であるセバスチャンは小学校の巡回を始めました。
毎日3校ずつくらい。各地域ごと、近郊の村ZOULA,GOUNDI、BONYOLOをぐるぐる回ること3日。
今私たちは小学校の情報が教育省にも環境省にもないので、統計調査をしてます。
分野は幅広く、学校苗畑・トイレの状況・休憩の過ごし方・理科の授業について・先生のモラル・ゴミの処理
このアンケートを配布し、一週間後に回収しながら各学校で意見交換をします。
その中で、私たちの予算や能力にあった学校を選出して、環境教育授業をしたり、学校苗畑をしたりしていこうという
プロジェクトです。教育省の局長の全面協力を得て、ようやく動けるようになりました。

REOの小学校はゴミがおちていません!これにはびっくり。
なんでかというと、各学校には大きな穴?集積所?があって、そこに入れるようになっているのです。
これは、グルンシ族の典型的なスタイルだそうです。
見た目はきれい!でも、正直言って穴があったら危ないし、さらに土壌汚染は進むし、いいことなし!わかる?わかってないんだな~みんな。ゴミをまとめりゃいいってもんじゃないからね~!

きっと問題は山積みですが、同僚がいやな顔ひとつせずに一緒に仕事してくれるし、もはや通訳?いやボディーガード?
いやはや兄?なのではないか!という仕事っぷり。
さらに、何でも話せる仲です。赤ちゃんが生まれたばかりのセバスチャンはお酒を飲むと女の子大好きだからめんどくさいけど、私を完全に妹扱いなので私も気兼ねなくいろいろ話します。
お互いの家族のこと、家計のこと、借金のことや昔の彼女のことまで、私は知っています。いいのだろうか・・・・・・

そんなセバスチャンが本日爆弾発言!
『ゆき、環境省の官舎にたまに人がいるときがあるでしょ?』
『1号室はセバスチャン。2号室はクディバディさんでしょ?4号室はゆき。3号室は空いているけど、たまにしか人いないね』
『ゆき。おまえの部屋の隣はホテルなんだ!公務員が利用しているんだよ。だからベッドがあるんだ』
『出張官舎だし便利だね~』なんてのんきに答えたわたし。
『いいか!夜中にへんな声聞こえてこわくなったら電話しろよ!』
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ(絶句)
以前、隣からパーニュ一枚ひら~っと巻いたおねえさんがわたしに『アワ~』って挨拶したことを思い出しました。
そういうことだったのね・・・・・・・・・・。
疑わなかったわたし。環境省の官舎は局長の知り合いだったら簡単に泊まれるそうです。局長にビールおごれば済むらしい・・・・・・。なんてこった!
そんな局長は、今晩おでかけです。なぜなら奥さんが動物省の仕事でKYONという村に出張にいっているから。
もう!みんな~!はたらこうよ!

私の部屋のところだけ門をつくってくれていて、これって意味あるのかな?って長きに渡り思っていたけど、本日はじめてその門のありがたみがわかりました。
そして、環境省の官舎のすごさを知りました。いい経験してるね~!うんうん。

あしたは久しぶりに幼稚園で仕事です。
今日道で会った園児に『やめたの?』って一言いわれてショック!
やめてません!っていうか、先生じゃないからね~!
REOにらくださんがいらっしゃいました。

BONYOLOの小学校。日本の支援で作られました。
ではでは!また今度!

2011年1月8日土曜日

ンビエンモンデン!

あけましておめでとうございます!
ンビエンモンデン!グルンシ語であけましておめでとう!
今年もよろしくおねがいします!
紅白も、かくし芸もないブルキナのお正月は、REOのみんなとお酒をのんで、踊って歌って年明けしました。
元旦からは、なんとなんとブルキナの料理をみんなで用意し、すっかりブルキナに浸ってすごしました!

2011年の目標は、なににしようかな~!って考えていたら、なんと5日から発熱!そして傷という傷が膿んで
世にも奇妙な足に・・・・・・・・・。そして困ったことに顔からも膿が・・・・・・・・。うげー!もう、耐えられない!
そんで、実は首都にきました。病院で検査して、ほっと一安心して今ブログを更新しようとしているわけで・・・・・・。
ホント、ブルキナの恐ろしさを新年から実感しているのであります。

こんな話題はさておいて、実は昨日(6日)貴重な体験をしました。
それは、里子として送り出される幼稚園児の調印式に参加したのです!

REOでは、フランス人のフランソワーズさんが運営するあしなが基金があります。
この団体は、欧米諸国の子供のいない夫婦に、厳密に言うとサンギエのグルンシの孤児たちを、里子として育ててもらうように紹介し、送り出すまでのすべての工程を行っています。
REOの幼稚園で活動し始めて早3ヶ月経ちますが、びっくりするくらい孤児が多いのです。
大体4パターンあるようです。
①親戚がいる場合、親戚に引き取られる ②子供のいない裕福なブルキナの家庭に引き取られる
③環境省裏にある孤児院で16歳まで生活する 
そして・・・・・・・・④このフランソワーズの団体支援をうけて里子として欧米で生活する

幼稚園の年長クラスのモイーズくんがイタリアに出発するための調印式に参加しました。
モイーズがイタリアに行くのには一年前から準備がなされていました。
両親となるイタリア人の夫婦バートン夫妻との文通、電話、お泊り保育などいろんな工程をクリアし、健康的にも問題ないので6日、イタリアに旅立つことになったのです。
いままで、モイーズは子供のいないブルキナの人の家庭の子として3年間過ごしていました。
おとうさん、おかあさんが年老いていること、そしてモイーズの将来を考える両親が望んで、イタリア行きを決定したけれど、内心はどうなんだろう?私はそればかり気にしていました。
モイーズを毎日お迎えにくるお母さんを知っていたから。

ところが、イタリアからバートン夫妻が来てびっくり!
私のしらない一年間のプロセスで、モイーズも、両親も、そしてあたらしく両親になるバートン夫妻の絆のつよく結ばれ
一人ひとりの決心がしっかりしていること。完全に心の準備ができていること。
それだけ、真剣にこの一年間準備していたんだな~と感じ、なんかじ~んとしました。

モイーズは調印式で、「ぼくは大きくなったら、幼稚園のせんせいとおともだちにお米や油や野菜を買ってとどけてあげたいです。REOのみんなに会いに来ます」と挨拶しました。
もう、号泣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6歳の子が、一生懸命考えて発したせりふに感動しました。
彼がどんな成長を遂げるのか?たのしみで仕方ありません。

REOの子供の笑顔でたくさん元気をもらっているわたし。
わたしも彼らにたくさんパワーをあげられるようにがんばらなくちゃ!

まさにクリスマスの奇跡☆
12月25日に生まれました!友達マリージャンのベイビー!
なんと、クリスマスに陣痛がきてしまい、私とロザリとで病院に運んだのです!
REOの病院は本当に粗雑なものです。蚊帳もなく、ベッドもない・・・・・・。
そんな中、マリージャンは2600グラムの男の子を出産しました。
現在はおうちで毎日おっぱいをたくさん飲んで、すくすく育っています!
左がモイーズ。イタリアに出発しました。がんばれモイーズ!
右はグラス。ロザリの娘です。お別れの日に撮影しました。
モイーズとグラスは仲良しだったね!