2011年2月25日金曜日

『おいおい!REO』 の巻

2月も残すところあと数日。みなさまいかがお過ごしですか?
今日は金曜日。しかし、昨日から仕事してません!というか、できません!でも、病気じゃないよ!私はぴんぴんしています。

火曜日からお隣町のクドゥグで暴動?学生デモ?があり、大騒ぎ。20数キロ離れたサンギエ県REO市にもいろんな噂や情報が舞い込んできました。

噂・情報①ある女性が学生と警察官二人とお付き合いしていましたとさ。そして、警察官が怒って学生を殺してしまった。(事実死者がでています)

噂・情報②上記の女性が妊娠していて、その子供がどちらかわからないから怒った警察官が学生を殺した。
要はとにかく恋愛のもつれ・・・・・・・・だそうです。
怒った学生は組織化して警察を攻撃。そして町全体が混乱している様子。
詳しくはクドゥグの人のブログをみてね♪

この噂や情報で火曜日、水曜日はREOも大騒ぎ。幼稚園にいても先生たちはみ~んなこの話。
『ゆき、いまクドゥグいくなよ~』っていろんな人に忠告されたり・・・・・・・。
それでもREOは平和でございました。みんなで仕事し、畑を耕し、水汲みし、私はのんきに幼稚園で子供を砂遊びをしたり、女性グループと働いたり・・・・・・・通常の生活をしてました。

・・・・・・・・・・・・・・・・しかし!状況は急変!
昨日の朝7時半。いつもどおり幼稚園に行こうと思ったら外で学生の大名行列。軽く1000人くらいいるんではなかろうか?
環境省の門も閉められるし、バイクにまたがったままの私は若干パニック&軽くやじうま。
『ゆき、幼稚園いっちゃだめ!環境省からでちゃだめ!わかった?市場もだめ!郵便局もだめ!わかった?』
てな感じで同僚のセバスチャンとサノンに言われました。
お隣町の勢いがREOに飛び火したのか?日ごろの鬱憤をはらすべく、学生がデモ行進を始め、サントルでは学生集会が始まりました。
そして、10時。石やレンガや木の棍棒を持った学生が環境省のお隣にある、警察署を襲いました。
もちろん私は環境省の中に住んでいるので怖かったけどね。
(とはいえ、環境省の人はみんなで洗濯、そうじ、牛のえさやり、そしてセバスチャンと映画をみてましたが)
警察署はパソコン、バイク、書類、いろんなものを燃やされ、石をなげたりして壁もこわれちゃって・・・・・・
さらに、丘の上にあるHaut commistariat ⇒日本語でなんていうのか? 各県局を束ねるREOの心臓機関も同じような有様でした。(事実、死者が一名でたそうです。)

今朝、両方見に行ってきたけど、いや~無惨。なんでこんなことになっちゃったんでしょ。
Haut commistariatの秘書がいたのでいろいろ話したけど、マダムは泣いてました。
そんな状況の中、のんきに椅子やテーブルを盗む人、水道を勝手に使う人もいる。盗むのは子供。
『おいおい!これは局のものだから、あんたのもんじゃないよ!』って私が言うと・・・・・・
『とうちゃんがもってこい!って言ったんだ』って子供。
町全体が混沌としても、町の心臓部が壊されても、自分の生活しか見えていない、そんな人がたくさんいるのも現実。
怒りをぶつけて何になるんでしょ?日本も昔は学生運動があったけど、それを知らない私にはどういう意味をもつのか?はてなマークしか頭に浮びません。
この怒りが原動力になって町をいい方向に導くならまだしも、ただ破壊して満足!という感じに思えて、さらにはてなマーク。
もっと人道的、民主的なやり方があるだろうに。なんでかんしゃく起こすかな?

基本的にやさしくてまじめなブルキナの人。お願いだからみんなで仲良くしようよ~!
この騒動でわたしゃ活動できないし、せっかくうまくいってた女性グループの活動も勢いがとまってしまいました。
いい迷惑だ~!本当に困ったもんです。とにかく、自分の安全ね。それ基本!
でも、現在は非常に静かないつもどおりのREOです。もう、こういうのはこりごりです(本音)。

では、みなさま良い週末を♪

椅子やテーブル、すべてが木っ端微塵!







 

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