2010年9月25日土曜日

自転車のたび

いま、クドゥグのつこさんちにいます。今日は炎天下の中、23キロ、REOからクドゥグに愛車できました。
自転車です。さんさんのお日様とみんなの挨拶に励まされ、一時間以内で無事に到着です。
うんうん!よかった!
今日は、つこさんちでお泊りします。
戦友のあやのちゃんが任地からやってきていて、久々に会えました。うれしい!
お誕生日にズボンをもらいました!うれしい!
ありがとう!戦友!
久々に写真をアップしようと思います。


折り紙教室インREO
みんな良い感じにつるを折れるようになりました!
毎週土日はベビーシッターです


2010年9月23日木曜日

情報通


ブログに書きたいことがたくさんあるので、たくさんかけるときに書こうと思います。
秘書のロザリと私。週7日で顔をあわせています。
彼女は環境省から1キロ町の中心方向に行ったところに住んでいます。土曜日、日曜日、昼になると携帯に電話してきてくれます。『ごはんできたからたべにきな!』この一言。

そのあと、私は自転車でびゅ~ん!

たくさん食べた後は、4時間ちかく子供とあそびます。ゴムだん、ドッジボール、折り紙など。
その間ロザリは友達とお茶したり、美容院に行ったり、掃除したりします。こういう週末を過ごすようになって、私は彼女の友達と知り合うようになり、美容師さん、学校の先生、○○ちゃんのおかあさん、お菓子やさん、家具やさんのおくさん・・・・・・・。名前が覚えられなくても、顔を覚えるのが得意なわたし。道で会えば挨拶するようになりました。
すると、ロザリ。『わたしの友達がゆきが挨拶してくれたってよろこんでたわよ~1回しか会ってないのにね~』
うれしい限りです。このコネクションは顔が広がるだけでなく、情報量も格段に増えます。
たとえば、○○さんの奥さんは不倫してるとか、○○ちゃんちのお父さん失業したとか。
さすが、主婦です。おかげで私のフランス語能力は変な単語ばかり格段に成長しました。きっと。

環境省でも、ロザリの情報はものすごいです。彼女は今の局長がREOにきてからずっと働いているので5年、REOの環境省の実態を見てきているのです。
いや~すごい。局長のこと、局長の家のこと。各市局の森林官のこと。一番知っていると思います。
うちの局長、午後になると毎日クドゥグに行きます。この日課で私の挨拶まわり、面談は何回おじゃんになったかわかりません。あまりにもすっぽかされるから、ロザリに『局長なんでいつもいないの?』ってききました。
すると、ロザリはわたしの耳元で『あれよ、あれ。』

※そのあれ、はご想像にお任せします。ここでは控えます・・・・・。きけんきけん

さらに、娘のクラリスは局長夫婦と一緒の家には住んでいません。お手伝いのアントと離れた小屋?でくらしています。お兄ちゃんのアリオルは首都のワガドゥグ大学に通い、学校のある間は首都で一人暮らしをしています。彼女をつれてくるし、バイクもPCも洋服もいいもの。でも、クラリスはおしゃれに気を使うかんじでもなく、一生懸命働きます。
心優しいクラリス。でも、なんか引っかかって情報通ロザリに質問。『クラリスって長女だよね?』
すると、ロザリは私の耳元で『局長のお兄さんの娘。本当の娘じゃないの。お兄さん亡くなって、クラリスをひきとったのよ』
病気(マラリア)で早く亡くなる人が多いブルキナでは、こういう家庭多くあります。
しかし、やはり実の子と扱いがすこし違う、いや、かなりちがうのを目の当たりにすると心がちくっとします。日本とはすこし違うんですね。きっと感覚が。子供は大人のためにたくさん働き、孝行します。
日本では大人がまず子供のために・・・・・と考えるのが一般的でしょう。
いろんな感情がクラリスを強く、そしてやさしくさせているのだとおもいます。私がこまったな~って思うタイミングにクラリスはそっと助けてくれます。自然に。ごく自然に。
妹のような存在なのに、ものすごい心の広さを感じます。たまに私の部屋に来ては、こんど縫い物教えて、PC教えて、日本の写真みせてっていいます。唯一わがままを言えるのがわたしの家なのかもしれません。
この2年で姉妹みたいな関係が作れるといいな~と思っています。

では、では!仕事にもどります!
ロザリねえさんのおかげで、着実にすこしずつREOになれています。うれしい限りです。はい!

いい情報も悪い情報もすべては自分のREOライフのためです。

今度はねえさんとねえさんの娘とわたしとおそろいの洋服を頼もう!という話しになっています。

きっとそのころ私の髪も編みこまれているでしょう!めざせ!REOネーズ!!!

一難去ってまた一難・・・・・・・・・・・

ご無沙汰しています。親族、お友達、みなさまお元気ですか?
わたし、元気です。ブルキナに来て3ヶ月。ボボデュラッソでの3日間の発熱と今回のREOでの発熱。
たいした病気も怪我もせず、順調に体は大きくなっているような気がしている今日このごろ。
環境省のみんなの支えもあって、私は1日で無事に復帰!


元気になったとたん、環境省の固定電話が壊れ、FAXもコピーもネットもすべて使えなくなりました。
すると、私のネットもつながらなくなりました。1週間使えるようにお金をチャージしたのに4日しか使えず、全員の仕事がストップ!
局長は機械音痴だから、すべて文句を秘書と私にいいます。私たち二人はずっと局長にいらいら・・・・・・・・・・・!
そんな感じで先週末は終わってしまいました。REOは通信難です。本当に。今日忘れたころにためしたらつながりました。明日クドゥグにクレームにいこうかと思っていたのに!


私の相棒、環境技術士のセバスチャンが研修でKAYAにたびだちました。10月2日まで帰ってきません。
官舎に一人取り残されてしまうのを不憫に思ったのか、TVとDVDプレイヤーを貸してくれました。
しかし、TVはアンテナが無いからみれません。でも、ジェシカアルバの映画とかたくさんあるから、フランス語の勉強がてら、毎日見ています。とてもたのしい!ありがとう!セバスチャン♪


セバスチャンがいないので、私は毎日一人でオフィスにいるのがいやなので、木の観察を本気でやるようになりました。おかげさまで、REOの環境省の敷地内の木本28種類の学名はすっかりおぼえました。
どれが食べられて、どれが薬になって・・・・・・・。
みんながおしえてくれるので、ノートもPCのデータも私の頭も心も充実しています。
学生の時にもこうやって真剣におぼえたっけな~って後悔もしたり。先生。ごめんなさい!
そんな真剣なわたし、帽子をかぶってスケッチしたり、標本を作っているのですが、激しく汗をかきます。
さらに、水分量がすくないのでトイレにあまりにもいかないから、塩分を意識的にとるようにしています。
そんなケアもむなしく、ひどい汗疹に悩まされているのです。首、背中、足、子供のときにも経験したことのない汗疹。
夜痒くて掻いてしまうので、傷になっています。嫁入りまえなのに~ってよく言いますよね!
私の場合、嫁にいったばかりなのに~!!!!!!!鏡を見るたびに悲しくなります。本当に。


そしてさらに悲劇は続く・・・。ブルキナの料理を毎週末にべんきょうしているわたし。
すくすく上達しているため、さらに魚や鳥(と殺もします)も自分で処理して食べてしまうため、すくすく体も大きくなっているようです。お気に入りの七部丈パンツ、コロンビアのパンツきつい!七部丈に関しては植物観察中に見事おしりが裂けてしまいました。もう、爆笑するしかありません。みんなに下着のパンツが見えているって言われて気づいたくらいなんで。悔しいから、あたらしくショートパンツをお願いしてきました。仕立てやさんに話しをしたら呆れていました。
自転車でクドゥグにいくくらいじゃ痩せません。お腹いっぱいでくるしくて眠れないくらいなんだもん、毎晩。
本当にびっくり。本当に。


そして今度は私の家です。ワンルームしかないのに、びっくりするくらい故障箇所があります。
赴任して2日目にかぎが壊れました。今回はまず、カーテンレールがすべてこわれました。プラスティックの棒にカーテンをひっかけて使うようなタイプでしたが、朝起きたらすべて接着部分から折れていました。
原因はシロアリです。
シロアリがいることはわかっていました。古いし、湿気もあるし、カビもすごいし、畑のすぐとなりだし。
服や本を守るため、私は毎週末大掃除をしてスプレーして締め切って・・・・・という人工的バルサン状態を実施していました。
今のところ、服や本は大丈夫。しかし、プラスティックをシロアリがたべるとは・・・・・・・。おそるべし!
玄関のドアの上にC4という看板があるのですが(4号室ってこと)その看板の上に横30センチ縦15センチくらいのシロアリの塚がありました。ロザリが見つけてくれたのですが。
おそろしすぎて写真を撮ることも忘れ、二人でスプレーとほうきをもって退治しました。


きっと私が2週間も留守にしてたら家の中はカオスになるような気がします。
バルサンみたいな薬はブルキナにないようです。日本のバルサンはシロアリにきくタイプはあるのでしょうか?


みなさん、教えてください。そして、助けてください。


カーテンレール、日本に送る用として確保していたダンボールも食われ、次はなにが襲われるのでしょうか?


まあ、いろいろな災難はありますが、とうもろこしもレモンもパパイヤも食べごろです。
そして、ロザリの子を中心に、近所では折り紙、ゴムだん、アルプス一万尺がはやっています。覚えた子が他の子に教える姿を見ると涙が出るくらいうれしいです!さらに、ぐーぱーぐーちょき♪っていいながらゴムだんするこどもたち。ロザリの娘、グラスは4歳ですが、かなり頭がいいんです。私が言う言葉をよく覚えます、『あたまいい~!』『かわいい』『すごい』はすっかりいえるようになりました。
先日、私がロザリのためにシュシュを縫っていたら、『タンティ、あたまいい!』って言いました。タンティはおねえちゃんという意味です。おそるべし!やはり、語学は小さいうちからやるべきだな~という実例を目の当たりにしました。


いろんな災難、いろんなうれしいことが毎日いろいろあるから楽しいんだとおもいます。
今のところ、災難も楽しんでいるレベルだからきっと大丈夫です。
REOでネットがちゃんと使えるようになるのはいつかわかりませんが、頑張っていきたいとおもいま~す!


みんな、またね!ちゃお~!


2010年9月17日金曜日

とうとう・・・・・

家の鍵が即座に壊れ、ネットも調子がわるく、虫とカビと騒音に悩ませれても元気だったわたし。
しかし、そんなわたくし、
REOのきてとうとう体調を崩しました。






発熱です。
いつものとおり、朝6時におきましたが、な~んか頭いたいから6時半までねばろうとしたら・・・
8時。セバスチャンのためにUSBに書類を用意していおいたのに!渡さなくちゃ!
でも、ベッドから起き上がれません。ああ~、やってしまった~と思ったら、セバスチャンがきました。
相当、私の顔はひどかったのでしょう。
おでこを触って、セバスチャンは熱をはかれ!薬はあるか!水はあるか!
熱をはかると残念なことに38度をはるかに超えて、39度。


さようなら~今日はやすみます。初欠勤。外は悔しいくらいの晴天なのに!


よくよく考えてみるとこの1ヶ月、8時間以上寝た、一日部屋でゆっくりしたという記憶がありません。完全に疲労困憊でした。
久々によ~~~~く寝ました。
何リットル水を飲んだかわかりませんが、自分の汗臭さで目が覚めました。
秘書のロザリが玄関にいました。網戸のままねていたので、ベッドで横たわっている私を見て、ご飯つくってあげるからあけなさい!といいました。
環境省では私がマラリアにかかったのでは?といううわさがたち、大騒ぎになっていたそうです。


ロザリはいつも一緒に買い物するので、落花生のペーストとトマト、ナス、たまねぎしかない私の冷蔵庫の中身を熟知しています。
栄養補給のためにと魚のフライを買ってきてくれました(私の好物!)
落花生のペーストとトマトをよくまぜて味噌のようにして、魚のフライをこまかくし、たまねぎとなすをみじん切りにしてよ~く煮込みます。落花生は油が多いので、中途半端な火のとおりだと下痢をするのでよ~く煮込みます。しかし、冷蔵庫で保存するとひと月は腐らないそうです。
ロザリ特製簡単リソースできあがり♪
ご飯も炊いて、さっそくたべました。


ロザリもびっくりするくらいよく食べました。
ロザリいわく、落花生はビタミンもあるし、かぜや疲労のときには一番いいそうです。


食べてから6時までまたねました。すっかり熱も下がって、すこし扁桃腺がはれているくらい。
一安心してお茶をのんでいたら、セバスチャン、ロザリ、サノン、クラリス、アント、子供たち、マダムボンクングがお見舞いにきてくれました。しかも時間差!
みんな私がとうとうマラリアになったと本当に思っていたようです。
いつも朝、昼、晩、環境省で挨拶をするのが習慣のわたし。みんなは私が今日挨拶にこないからと心配してくれたそうです。


環境省村はプライベートを確保するのが大変です。建設会社の人が期間限定で隣にすんでいますが騒音に悩まされたり、朝からニワトリがうるさいし、動物のうんちが家の周りにすごいし、くさいし、いろんな苦労はありますが、今日、具合をわるくしてみてわかったのは、環境省にいれば死なない!
みんなが本当によくしてくれます。もちろん、ひとりになりたいときもあるけど、こうやって家族みたいに心配してくれている人がブルキナにいるということがうれしくてうれしくて。
サノン、ロザリ、セバスチャンの手を握って何回ありがとうと言ったかわかりません。
さほど年も離れておらず、同年代の会話を楽しんでいる普段の私たち。
しかし、さらっと病人のためにごはんを用意してくれるロザリ、朝も夜も気にかけてくれるセバスチャン。クドゥグで仕事していたサノンは昼にゆきが病気だときいてすっとんで帰ってきてくれたり。


なんだかおにいちゃん、おねえちゃんと思っても過言ではない存在だな~と思いました。
まだ仕事もしっかりはじまっていないのに、自己管理が甘いのか、本当に申し訳ない!
というと、この環境に順応するだけでも大変なんだから、つかれたな~と思うときはやすみたいって言っていいよ。といってくれました。




今出勤前。コーヒーをのみながらかいています。すこしまだ声もおかしいけど出勤します。
それに、この気持ちを書いておきたかったのでネットを朝っぱらからつなぎました。
自分の環境に感謝していきたいと思います。

みんな、本当にありがとう。

2010年9月16日木曜日

出会い

アワー!ジャワネ!インゲー! おなかいっぱい作ったリゾットを食べたばかり。
もう苦しくて苦しくて、大好きな懐メロを聞きながらウトウトしてしまいそうです。
ああ~幸せ♪

環境省、朝からヤギに注射して、局長に書類を提出。環境省のパソコンはぶっ壊れている上に、ウィルスまみれで、本当に危険です。
今は私のパソコンが生命線です。20日からKAYAで研修のあるセバスチャンのために書類を作ったり、なんだかあわただしい!


そこに、森林官のサノン「ゆき、悪いんだけど、ゆきの頼んだ家具、こないわ!」
一ヶ月まったんですけど?一ヶ月、コンクリートの床にゴザをひいてご飯を食べ、手芸をし、家具をいまかいまかと待ち続けた、けなげな成田由記28歳。


さすがに私もぶちぎれました!
「自分がやってあげる!って言ったのに、こないわ!じゃないでしょ!ごめんなさいとか、代わりにほかの手段を考えたとか、もう少し大人の対応があったんじゃないかい?」と、まあ、こういうニュアンスのことを、知っている単語、英単語をフランス語っぽくして言ったり、しまいには日本語で怒ったわけです。
要は、彼が悪いわけではなく、家具の職人が今は雨季で樹の質が悪いから今は提供できないということだったのです。
まあ、言い訳のような気もしますがそういうことでした。


しかし、サノン、さすがに私を不憫に思ったようで、テーブルを家具やにオーダーしてくれました。ご飯食べる用の小さい机。しかも日本円で300円で用意してくれました。REOの家具やさんは私のために速攻で作ってくれました。
とってもかわいい!正座するとちょうどよい高さで、クッションを用意して座ったらベスト♪


さっそくテーブルクロスをひいて、部屋においてます。




そうそう、今日は素敵な出会いがありました。それは、ドイツの技術協力団体gtzです。
ブルキナの首都ワガドゥグの大学近くにオフィスをもち、主に生活環境改善のために技術協力をしているようです。
ここで働くマダムトラオレがサノンの友人で、環境省にやってきました。
理由は女性たちに、改良かまどを普及するためです。


なぜ、いきなりきたのか?背景はこんなかんじ♪


うちのサノンは郡局長として、木炭の販売や枯れ木の販売も取り締まっています。
環境省は木を荷馬車一台約6500Fcfaで販売しています。
これは日本円で1500円くらい。買っていくのは女性です。料理用ではなく、ほとんどがブルキナ伝統酒のドロを用意するためです。統計でも、環境省の材木を買っていくのは60%以上がドロを用意する女性です。
REOにはドロティエといって、このドロを飲む立ち飲み?スタンドバー?が60箇所あるそうです。
私もよく飲みますが、REOのはおいしいんです。
ドロはモロコシが原料です。穀物栽培の盛んなREOではドロは水のごとく飲まれます。
ドロは手間がかかる上に、たくさん煮出すので、材木の使用量が半端じゃないのです。
荷馬車一台なんてあっという間に使ってしまい、しかも今の時期は雨季だから女性は山にはなかなか入れません。材木の料金は高いので、女性の稼ぎは費用対効果からすると本当に微々たるものです。
そこで、環境保全の観点、女性の経済支援のために、マダムトラオレの働くドイツの協力団体に声をかけたのです。
マダムトラオレと一緒にドイツ人のレイカさんという技術顧問がいらっしゃいました。
レイカさん、19年ブルキナで働いているそうです。9ヶ月ブルキナ、3ヶ月ドイツというサイクルで一年を過ごしているそうです。
きれいなフランス語を話し、ドロをぐいぐいのみます。
ドイツ人だからビールと同じ感覚なのか、すごいぐいぐいのむ!
彼女は伝統酒のドロは穀物の利用観点からも、観光資源としても非常に重要であると考えているそうです。そして、現在の砂漠化の現状もあり、やはり材木利用を見直さなくてはいけない!ということで、改良大型かまどをいろんな地域の女性グループに普及活動しているのです。
かまどはブルキナの粘土質層の土でつくられています。日本のかまくらみたいな形を想像してください。その上部に3つ穴をあけ(なべ用)中が蒸し風呂のようになります。
保温効果はもちろん、材木利用率が53%カットしたという実績があります。
実際、わたしもボボデュラッソでこのかまどでドロを用意しているのを見ました。


私は環境省の人間として、彼女たちにくっついてREOのドロティエ見学をしたり、ドロを飲んだりしました。
REOの女性は残念ながらほとんどフランス語ができません。だから、マダムトラオレがグルンシに訳したり、サノンがジュラ語やモレ語やグルンシを並べて訳します。
私は、おぼつかないフランス語で質問しまくり、最後には英語を使って意見をいってました。


じゃあ、最終的にいくらでかまどつくれるんだ!というはなし。
約30000Fcfa。日本円で6000円です。
これを支払えば、かまどが出来上がり、さらには経済効果が望め、費用対効果もアップ!
そして、女性の肉体労働が軽減されます。


私は「かなりやすくできるんですね!」と、レイカさんに言いました。
レイカさん「やすいと思うのは、わたしたちだけです」


周りをみて、びっくり!
話をくいいるように聞いていた女性たちが、値段をきいたとたんにシーンと静まり返っていました。
REO代表のマダムバムニが、「そのお金を払ったら生活できないわ」


これを聞いたときに、技術協力、啓発の難しさ、壁のようなものを見た気がしました。
レイカさんは、REOのような小さなコミュニティーは雇用に恵まれないので、収入が不安定だから、なかなか普及しないというのです。
15キロ離れた第三の都市クドゥグでは大反響だったそうです。
でも、REOでは長い目でみて、1年後くらいに連絡がきたらいいな~って言ってました。


彼女は私がJICAの子ってわかっているので、帰り際にワガドゥグにあがってきたら一緒に食事しましょうと、名刺をくれました。
初めて技術提供するために新しい土地に入る苦労を少し話したんです。環境省の縦社会にうんざりしているとか、生活面やら・・・・。話やすい人だったからというのもあったけど、同じ外国人としてきいてほしかったんでしょう。わたし、ぺらぺら話してしまいました。
レイカさんもマダムトラオレも、イベントがあったら誘うからメールをくださいね。とやさしく声をかけてくれました。


毎日、植物観察して、学名覚えて・・・という生活も大切なわたしの仕事なんだけど、なかなか外にでられない環境なので、本当に今日はたのしかった!


レオネーズにたくさん出会えたし、gtzとの出会いは今後の私にとって大きなものになりそうです。
どこでどんな出会いがあるかわかりません!
仕事がたいしてなくても、やはり、定刻で働くって大事です。


毎日5種ずつスケッチして、学名を覚えているわたし。日焼け止めがなくなってしまいました。
明日からは帽子に長袖でスケッチです。






写真がアップできたらいいな~!


ではでは、またね!










2010年9月15日水曜日

レオネーズとみそしる

仏語の書類が出来上がり、明日は局長と話し合いです。


昨日の夜は家がつぶれるのではないかと思うくらいの雨が降って、とたん屋根の環境省は本当にうるさい!うるさすぎて寝れませんでした。
うちの雄鶏のロジェは大丈夫だったようで、朝ごはんは一緒に蒸しパンをたべました。


このように日中あつく、夜は寒いので、わたしの体はとうとう狂ったようで、今日は朝からだるくって困ってしまいました。
とはいえ、仕事には行かなくてはいけません。


午前中だけ、ちゃんと仕事しました。しっかり仕事しました。
となりでセバスチャンはずっと樹の本を読んで、学名をお経のように唱えていました。
そして一言「ゆき、10月までに環境省の中の樹は完璧におぼえないとね。基本だから」
これは、私への課題ですね。彼は20日から二週間いないので、私はしっかり勉強しないといけません。ありがたい限りです。


午後はお買い物に行きたいので少し外出させてもらうように頼んでいました。
バケツ買わないといけないし。


そして・・・・・・
9月にはいってちょうど2週間、REOにきてちょうど1ヶ月がすぎ、私は郵便局に毎日行きたくてしかたなかったのです。朝からそわそわ・・・・。


なぜなら、日本からの初の小包がくるから。
15時環境省にTELがきました。私の荷物がきたのです。郵便局の人がわざわざ電話くれました。
ブルキナでは私書箱を設置してみんな自分で確認するシステムです。
郵便局の人がわざわざTELをくれるなんてのははじめてだそうです。
なんと、REO史上初の日本からの小包だったので、そして日本人たったひとりREOにすんでいる私。
先日、私と切手の貼り方でもめた郵便局員のおじさん(旦那さんにおくった小包でもめました!)
が電話してくれました。
速攻、自転車で郵便局へ!人でごった返している郵便局の中に入ると、わたしを呼んでくれ、GET!
小岩井のりんごジュースのダンボールの小包を自転車にのせて、歌をうたいながら帰ってきました。
おとうさん、おかあさん、旦那さん、ありがとうございます♪


実は、このうれしい郵便局の出来事の前に、私はバケツを買いに行きました。
100リットルの水溜用です。REO、水が不安定だから。
でも、環境省でみんなから聞いた値段と違うので、店員と喧嘩になりました。
お前は外人だからその値段では売らない!という店員の言い分です。
500Fcfa=日本円で100円のレベルの話でしたが、私はここでこのまま言いなりになって買ったら二年間きっと私はなめられるに違いない!と判断し、意地悪な人のところでは買うもんか!
こう言ってぷんぷんして郵便局に行ったわけ。


でも、郵便局で、小包がわたしの怒りをすべて拭い去ってくれました。




もう、環境省に帰ったら即みんなで小包をみました。みんな興味津々です。
上手に住所書いてある~とか、せんべいをみて笑ったり、ラーメンをみて首をななめにしていました。
家族が写真をいれてくれていました。それを見て、にこにこ私の同僚。
ゆき~よかったね~って。


今日のバケツの喧嘩のこと、普段から私の文法のめちゃくちゃなフランス語、買い物でよくこまっていること、家のとなりに建設会社の人が泊まっていて騒音に悩まされていること。
わたしの口癖は、簡単にはいかないわ~C’est pas facil!
私の同僚のセバスチャンとロザリは私以上に私の心配をしてくれていて、私を気遣ってくれます。
私には現地語での会話はわかりませんが、雰囲気で伝わるかんじ。私の話題です。


そんな二人は今日の私をみてほっとした様子でした。


「ゆき、今はいろんなことが大変だけど、2年間でレオネーズになれるからね。大丈夫、ゆっくりで。」
なんか、すごいうれしかった。冗談でもなんかとてもほっとする一言でした。
身近に支えてくれている人がいる。
早く慣れようとすこし背伸びをしていたような私。
もっと甘えていいんだ!みんなに助けてもらっていいんだ!そう思いました。


今日は一人でゆっくりしたいなって思ったから、ご飯を炊いて、さっそく味噌汁をのみました。
レオネーズにはまだまだ程遠いわたし。


でも、外人であることを認識し、そして周りが助けてくれていることがわかった一日でした。
みんなと同じように生活しようと努力した一ヶ月でした。でも、みんながわたしにあわせてくれていること。そのことに感謝しなくてはいけないな、忘れてはいけないなと思いました。


そんなことを考えながら・・・・・・
味噌汁でご飯を二杯も食べたわたし。


明日からは新たにレオネーズになるための修行です。ジャポネーズのレオネーズ。私にしかなれないレオネーズです。


ゆっくりゆっくりすすんでいきたいと思うのです。


2010年9月14日火曜日

ちょうど一ヶ月

REOにきて、一ヶ月がたちました。早いものです。 Netの調子がすさまじく悪く、いらいらいらいらしながらぶつぶつ手芸してたらカーテンができちゃいました。現在23時半。
REOにきてから一度も具合はわるくなってないし、絶好調に体重は右肩上がりなんですけど・・・
昨日はロザリの家で子供たちとゴムだんをしました。久しぶりにやったので、節々が痛いのです。
残念なわたし。


環境省での生活、これといって業務が進んだわけでもなく、すこしオフィスがきれいになったり、書類を整理したくらいかな。


生活のほうは、部屋はベッドと勉強机とゴザしかありません。未だごはんを床で食べ、手芸を床にすわってちくちくしている日々です。
家具を頼んでくれるといっている私の同僚。でも一ヶ月、きません。
毎日毎日言うのですが、そろそろウザがられてきたのか。その話を避けようとし始める・・・・・。
でも、私はめげない!こうなったら意地でも同僚にやってもらいます。
だってやるって自分から言ったじゃん!
こんな感じでゆったりと?REOの生活は順調にすすんでいます。


環境省内の人間関係はいいです♪
食べるものに困らないし、みんな一緒だから安全です。なんたって隣は警察署です。


私のワンルームにもお客さんがよくきます。
局長の娘、お手伝いのアント。
私が最近週末はロザリの家にいくので、「ゆき、今週末はうちにきて一緒にあそぼう!」と。
今週末は局長の家ですごすことになりそうです。


順調にブルキナの料理を覚えているわたし。毎日ご飯炊いて、豆をゆでたり、魚さばいたり、朝ごはんの蒸しパンを作ったり、けっこうたのしくやってます。料理面倒なときは局長の家に直行!


ブルキナの料理はおいしいのですが、それ以上に勉強になるのは、水の節約だったり、野菜の保存方法です。トマトが大好きな私はいつもたくさん買います。
しかし、乾期になると、すさまじい数のトマトを格安で買えるそうで、保存方法を覚えないとトマトが腐るか、私のおなかがこわれるか・・・・・・という生活になるそうです。
局長の家、ロザリの家はほとんど自給自足生活です。
冷蔵庫もありますが肉を冷凍するために使うようで、野菜は外で保存します。
保存方法を知っていれば、鬼に金棒!しかも酷暑のブルキナで腐らないんだから!日本では最高に素敵!キャンプライフに最適では♪




今週は局長と今後のプログラムの進行をどうするのか、話し合います。だから書類を作らなくてはいけませ~ん!今日フランス語でやっとこさ、書類を作ったので(けっこうな量!)明日はPCでうちこんでちゃんとした書式で出さなくてはいけません!結構めんどくさいの。システムが。


しかし、明日はマルシェの日♪
次は日曜まで八百屋も魚屋もないので、(ようは露店スタイルなので)仕事をはやく切り上げて環境省を脱出します!
なんと、わたくし、料理用、洗濯用、水浴び用とすべてをひとつのバケツでこなしているという状況。
さすがに、健康上よくないんじゃないかな?って一ヶ月たって気がつきました。
明日はバケツも買おうかなと思います。




REOでは自転車に乗っていると、歩いていると、環境省にいると、いろんな人がYUKIと呼んでくれます。こどもはTanti!タンティー!っていいます。これはおねえちゃんという感じの意味です。
しつこいセクハラ親父もいるし、面倒くさい若者もいるし、グルンシ語がわからないので買い物も苦労しますが、子供はみんなキラキラしてるし、サンギエの丘はきれいだし、みんなやさしいです。
きっとたのしいことが日を追うごとに、月を増すにつれて、たくさんあると思います。


セバスチャンに毎日樹をみなさいといわれました。来週から彼はKayaで研修です、2週間私は一人。
いい機会なので、しっかり樹を観察しようと思います。帰ってきたら学名テストだって。
学生のときみたい・・・・・・。しかも学名じゃないし!


そんなわけで、あしたからもがんばります!
あしたもREOでネットが通じますように!ちなみにREOの環境省はネットも固定電話もこわれています。